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平城遷都1300年 ~奈良~ 吉野

朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 【坂上是則】

『吉野』と聞いて、まず思い出すのは百人一首にも採用されているこの古今和歌集の句ではないでしょうか。

作者の坂上是則は平安時代前期~中期の歌人なので、平城遷都の頃にはまだ誕生していなかったでしょうね・・・彼は坂上田村麻呂の子孫です。

この句が語る通り、ここ吉野は春の訪れの遅い土地であり、雪深い里です。だからこそ、遅い春の訪れとともに咲き誇る桜が人々の喜びを誘い、今でも『吉野の桜』は日本人の心に染み渡る風景なのでしょう。

桜の季節と紅葉の季節には、たくさんの観光客が訪れる初夏の吉野に行ってきました。

季節外れ? いえいえ、そんなことはありません。新緑と沢を流れる小川のせせらぎ。山伏たちが修験道に入る法螺笛の音・・・豊かな自然に囲まれた温泉・・・

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竹林院群芳園

今回宿泊させていただいた竹林院群芳園さんは、もともとは修験道の山伏たちなどが利用した僧坊であったようです。約1万坪の広さを持つ庭園『群芳園』は豊臣秀吉の吉野の花見に際し、千利休が構築し、細川幽斎が改修した庭として知られ、吉野の山々を望む庭園として大和三名園のひとつにかぞえられています。

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実は、今回の吉野訪問は両親の金婚式のお祝い。

50年の歳月を共に過ごす・・・ってすごいことですよね。

奈良の歴史に比べたら、「ほんのちょっと」の間かもしれないけれど、平城遷都から1300年・・・50年/1300年・・・って26分の1ですよ 

そんなことを想っていたら、1300年前ってそんなに昔ではないような気がしてきました。

昨年結婚した姉夫婦が、「まだスタートしたばかりですが、僕達も50年後にお祝いしたいです。」って言ってました。・・・私はまだスタートしてないので、マイナスから始めなきゃ・・・

高齢の両親の為に、階段を使わなくても部屋に行けるようにと、エレベーター付の建物の広いお部屋に変更してくれたうえに、お祝いだからと、夕食には鯛のおかしら付やお赤飯を用意してくださった旅館のお心遣いに感謝致します。

露天風呂から眺めた山のむこうの夕日の色は今もまぶたに焼き付いています。

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金峯山寺

修験道の根本道場で、役行者が山上ヶ岳で蔵王権現を感得し、そのお姿をお祀りしたのが金峯山寺の蔵王堂です。現在の建物は約400年前に再建されたものですが、木造古建築としては奈良東大寺大仏殿に次ぐ規模で、国宝に指定されています。

・・・あぁ 国宝なのに・・・蔵王堂の写真が無い~~~・・・すみません・・・

こちらは仁王門の「木造仁王立像」で、県指定文化財に指定されています。

・・・あぁ 仁王門は国宝なのに・・・写真が無い~~~・・・ごめんなさい~・・・

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他にも、ここ、金峯山寺には国宝・重要文化財・県指定文化財がたくさんあります。

とても広くて、てくてく・てくてく・・・と歩いて行くと少し不安になりました。

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この階段を下りていけば脳天大神に行けるはずですが・・・下りたら帰りは階段を上らなくてはなりません。体力の限界を感じて、挫折しました。

吉野神社

静かで、広くて、風に木の葉が揺れていて、『神様のお家』に遊びに来たっていう感じです。参拝している人は少ないですが、神様のお庭に美しい葉を持つ『もみじ』の木があったので、紅葉の季節には人が多いのかもしれません。

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駐車場からの風景

あまりにあたりまえに、木霊が宿る森が広がります。

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これにて吉野の里をおいとましました。

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